6月20日(火)
城南3法人全職員集会が行われる!!
新大田病院建設へむけGO


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全職員集会で発言する安斎さん

 ひさしぶりに行われた全職員集会。城南グループの保健・医療・介護ネットワークの歴史と役割について、城南福祉医療協会の6ヶ年計画と医療構想、新大田病院建設計画と今後のスケジュールとお話(発言)がありました。大きな目的は、新大田病院建設成功へ向け、職員の気持ちを一つにしていこうというものです。当日は地域の方にもご参加いただきました。以下、城南保健生協副理事長の安斎さんの発言です。とても心に残った発言でしたので概要を載せさせていただきます。

患者様中心の新病院を!!
  城南保健生活協同組合の安斎と申します。新大田病院建設委員会の「まちづくり小委員会」に参加しています。私が、渡辺製鋼所(糀谷にあった造船所)の争議の時、大田病院に労働組合員の無料健康診断をしていただき、今でも感謝しています。
  職場班会で血圧や尿検査の健康チェックで毎月大田病院の看護師さんにお世話になりました。産業医もお願いし、当時、塩分に気を付けるようになり、仕出し弁当の醤油・ソースが減った経験もあります。また8020運動の一環として大田歯科の先生にも何回も班会に来ていただき、組合員の作業着の胸ポケットにはいつも歯ブラシが入っていました。歯磨きの大切さを教えていただき、感謝しています。
  さて、今集会のポスターには“厳しい医療情勢の中、どう進むか!?”とサブタイトルがあります。ここでみなさんに少し冷静に今の廻りの病院を見て欲しいと思います。このような情勢の中で大田病院はどうでしょうか。あのままであと20年病院としてこの地域で生き残れると思いますか。私は無理だと思います。
  ただ大田病院に入院した人で「差額ベット代が無くて助かった!」という話しをよく聴きます。地域の人たちが「本当に助かった!」という病院を建て替え、今よりもっと地域の人を助ける病院になって欲しいものです。これは私だけの想いではありません。地域皆の想いです。
  病を患っている「患者様」に評価される皆さんは、本当にご苦労様だと思います。しっかり、患者中心に対応して下さい。
  建物が新しくなったと言っても、それで素晴らしい病院になるわけではありません。患者様中心に「人と人」が接する事は一朝一夕に出来るものではありません。今日ここに参加したあなたが、あなたの行動が、新大田病院を創っていくのだと思います。新しい病院は今よりもゆったりとした空間ですから、移動距離も延びます。体力も必要です。患者様中心の人と人との接触と、体力が新病院に必要となります。
  最後に、天平・奈良時代から延々と続く宮大工の教えに『堂、塔の木組みは、木の癖組。木の癖組は、人組。人組は、人の心組み。人の心組みは、人への思いやり。』というものがあるそうです。新大田病院に向けて、皆さまへ『人組は、人の心組み。人の心組みは、人への思いやり。』という言葉を贈ります。

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