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大会フィナーレ・世界各国の代表が壇上にあがりました |
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大田代表団 |
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品川代表団 |
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全体集会のもよう |
被爆60周年の記念すべき原水禁世界大会に城南保健生協から7名が、城南三法人から11名の職員が代表として参加しました。今回も小中学生が代表に加わり、若い世代の間で平和に対する関心が高まっているのを感じます。 学んだことを実践に
今回世界大会に参加してまったく原爆について知らなかった事に少し恥ずかしくなりました。教科書に書いてある程度の事しか知らなかったし、「平和」という考えが普段生活していても頭に浮かぶ事はありませんでした。今回の収穫は少しですが原爆や戦争について日本だけでなく世界の視点でも考えられるようになった事です。また、分科会ではいかに「草の根の運動」が大事であり普段から自分が何ができるかを探す事が重要であると学べました。それは、今働いている城南保健生協という組織で自分がどのような活動、運動ができるかというところにつながってくると思います。ようやくではありますが何もないところに少し芽が出たというところでしょうか。「学んだことを実践にうつす」その姿勢で少しずつ前進したいと思います。
(城南保健生協本部 塚原善晃)
核兵器廃絶の声を世界へ
長崎の大会に参加する機会を与えていただきお礼を申し上げます。全体集会には日本全国、世界から4500人もの人が被爆・終戦60周年、核兵器廃絶への強く熱い思いが会場を埋め尽くしました。今年の大会は海外29ヶ国264名の参加があり、フランスから130名(その内70名が若者)米国からは33人が来ていて「苦しみに国境はない」「沈黙している人たちの口を開かせなければならない・・・」「平和のメッセンジャーとして母国に帰って伝えます」と、会場内でのパワーがすごかったことが印象的でした。被爆者の方の平均年齢が72歳を超えている今、私たちが次の世代へどう引き継ぐかが大きな課題だと思います。『憲法9条』を絶対に守り、核兵器廃絶の声を世界へ大きく届けましょう。
(南大井 神田瑞穂)
原爆は全てを奪い去る
ぼくは長崎に行って、原爆について様々なことを学びました。1日目はいろんな方の原爆についての考えや想いを話してもらいました。2日目は原爆遺構を見たり戦争時のご飯を食べたり、被爆者の方のお話を聞きました。ぼくはこの三日間を通し、やはり戦争は悲しみを生むものであり、原爆は全てを奪う人間の愚かな心が生んでしまった兵器なのだと思いました。未来には戦争のない平和な世界が築けたらいいと思いました。
(城南ドルフィン 川口泰希(中1))
もう原爆は落とさないで
川上コーチと泰希君と僕の3人がドルフィンから参加しました。他の人もいろんな団体から選ばれて大勢来ていました。僕は3人だけで行くと思っていたのでびっくりしました。長崎に着くと、まず原爆の話を聞きました。でもその時は原爆について何も知らなかったので、何がなんだかわかりませんでした。2日目の「少年少女のつどい」では原爆について写真と説明があったのでとても良くわかりました。本物の手榴弾や昔の紙幣やお金も見れて貴重な経験もできました。この3日間を通して一番強く思ったのは原爆がとても強力で、怖いということです。落ちた場所から何kmも先に数秒で届いて絶対逃げられないと思います。もう原爆は落とさないでほしいです。
(城南ドルフィン 五十嵐蒼太(小6))
子どもたちに引き継ぐために
今まで学校の授業で学んだ原爆の恐ろしさというのは「何万人の人が亡くなった」という漠然とした数字からでしか認識できていませんでしたが、実際には一瞬にしてそこにいる全く罪のない子どもや女性、お年寄りといった無抵抗の人々の命を奪ってしまうだけでなく、その一人一人が送っていた生活、未来を全て奪い去ってしまった、という事実を被爆者のお話、今も市内のあちこち残る遺構などからそれを目の当たりにしました。被爆から60年、被爆者の平均年齢は74歳に達しています。彼らの話の内容には「もう後がない」という焦りの気持ちが色濃く現れていました。この3日間で学んだことをしっかり胸に刻み、「核のない平和な社会」を子どもたちに引き継ぐために取り組んでいきたいと思いました。
(城南ドルフィン 川上圭輔(コーチ))
今なお殺し続ける核兵器の恐ろしさ
「60年経っているのに今でも毎年被爆者が死に続けています。昨年1年間に原爆で殺された人が7300人いるのです。皆さんが被爆者にならないためには、核兵器をなくすこと以外にありま
せん」閉会総会での被爆者の方の言葉は本当に大きく重く体に響きました。"平和こそあらゆる運動の原点"との思いから毎年平和行進に参加し、世界大会にも何度か参加してきました。なかでも被爆6
0年の原水爆禁止2005年世界大会長崎のつどいは一層その思いを強くするものでした。 一方、全世界に3万発以上の核兵器があるのに、核兵器廃絶を願う人々の声を無視した米国政府がこれまでの核軍縮の合意をすべて拒絶したため核不拡散条約(NPT)再検討会議は、最終文書をまとめられないままとなりました。このようななかで開かれた今回の世界大会へはフランスをはじめ外国から、日本も含め若者の参加が多く、大会を大きく盛り上げたことが今年の特徴でした。このように若者の参加が増えてきていることは運動の先を明るくするものと感じました。
(豊支部 唐澤英行)
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