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グループワークでは白熱した討論が |
7月9日・15日の両日、ヘルパーステーションすずらんで働く中堅ヘルパー27名が参加して「中堅ヘルパー研修会」が行われました。この研修会はすずらん全体の質的向上をめざして行われており、今年で3回目を迎えました。今回は櫻井和代さんを講師に招いて「訪問介護計画書を楽しく作ろう」をテーマに学習しました。この「訪問介護計画書」の作成はサービス提供責任者の責務とされています。しかし本当のニーズや利用者の本音などに気づくのは現場のヘルパーです。「訪問介護計画書」はサービス提供責任者だけでなく、ヘルパー自身も共有する必要があると「個別援助計画」を立てることの大切さが強調されました。その後グループに分かれて、事前に作成してきた「訪問介護計画書」を発表しあい、討論しました。「訪問介護計画書」を作成するのは皆さん初めての人ばかり。しかし討論することで新たな視点に気づかされたり、同じ利用者宅に訪問していても、人によって見方が異なっていたり、いろいろ点を発見することが出来ました。利用者様をどう見るか、その視点を高めることが大事であること、それには注意深い観察力が求められていること、そして「なぜそのサービスを行うのか」を参加者は気付かされていきます。又、櫻井さんが提案する計画書の書式には「本人の参加」の項目が加えられ、そのことが私たち自身をより意識的に「ご本人が参加できる部分」を見つけていくことになりました。今回の研修会で「なぜこのサービスを行うのか」という私たちの仕事の意味に気付かされたと思います。利用者様の意欲や持っている力をどう引き出すか?。その観察力と視点の重要性。新たな目標に向いはじめたすずらんの研修会でした。
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