「高脂血症」を正しく理解しよう
寺本民生教授の講演会に130名が参加


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講演する寺本民生教授
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会場いっぱいの130名の参加者が活発な
質疑応答をしました

 6月18日(土)午後2時〜4時、品川区荏原第5集会所にて、地域の人を対象に「高脂血症の話」の講演会を行いました。ゆたか病院、三ツ木診療所主催、城南保健生協共催で、講師は日本動脈硬化学会会長で高脂血症ガイドライン作成委員会委員長の寺本民生教授にお願いし、会場一杯の120余名の参加者でした。高血圧、糖尿病、高脂血症を三大成人病といいますが、治療の歴史としては高脂血症が一番新しく、‘89年によく効くスタチン系の薬が開発されてから患者さんが増えていることを実感しているのが講演会を企画したきっかけです。ちなみにゆたか病院でも、外来患者さんの19%が高脂血症の薬を服用しています。NHKにも出演されている寺本教授は58枚のスライドでわかりやすく話され、質疑応答も活発でした。総コレステロール220mg/dl未満、LDLコレステロール140mg/dl未満、HDLコレステロール40mg/dl以上、空腹時中性脂肪150mg/dl未満が動脈硬化の予防に大切なことの根拠が示され、日本人の食生活の変化(米の摂取量の減少・脂肪摂取量の増加)が、'90年には日本人と米国人のコレステロール値が等しくなる原因となっています。ごはんはしっかり食べましょう。
(ゆたか病院院長 権守光夫)

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