シリーズ(2)都政ウオッチング


救急車の民間委託
 昨年、東京都は「東京民間救急コールセンター」を設置しました。「診療所で腹痛が収まらないため病院へ搬送を依頼したところ民間搬送業者を紹介され救急車は来なかった」という事態が発生しています。
 ある区の病院で看護師が救急センターに「結核の患者さんの搬送をお願いしたい」と電話すると「3月1日から消防法が変わり、重体でないかぎり、転送に救急車を使えなくなったので次のところに電話するように」と言われ、民間救急車を紹介され10万円請求されました。(2004年3月5日)別の区では診療所で患者さんが急性心筋梗塞と診断されました。医師が大学病院の救急外来に連絡をとりつつ、看護師が消防署転送専門ダイヤルに電話すると「いま救急車が出払っているいるため、45分かかるので民間の救急車を呼んで欲しい」と言われました。一刻も争う事態なので、苦情を伝えると救急車が来て事なきを得ました。このやりとりが長引けば、容態がどうなっていたか気になる事例です。

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