原水禁世界大会に参加して

写真 大野 由梨子(高校2年)

 原水禁世界大会ではいくつかの勉強会が開かれます。私は今年も「少年少女の集い」という集会に参加して来ました。主に小・中学生が対象の勉強会です。しかし、小学生向けと聞いて侮るなかれ。実際に防空壕や爆薬庫跡を見て回るということは、どれほど大きな「反戦!」の声にも勝るものがあります。また、被爆者の方の体験談も凄まじいものがありました。私は東京に原子爆弾が落とされたら、そう思うとゾッとします。だって学校も家もなくなってしまうのですから。

 毎日英語の授業を受けて先生に寝るなと叱られる、そんな日常が私には退屈でたまりません。でも、学校でする友達との馬鹿話ができなくなってしまうのはつまらないし、痛い思いをするのは絶対に嫌です。ご飯が芋の切れ端だけ、なんていうのもごめんです。だから、私は戦争を絶対にしたくない、してはならないと思いました。

写真 五十嵐 茜(小6)

 被爆者の方のお話を聞いてこれが本物の地獄だと、その地獄を作るモノを人間が作っている、人類が同じ人類を苦しめているのかと思うと虚しくなった。それと広島の原爆資料館に行って、なんでこんな物(原爆)が作られてしまったのか、と悲しくなった。

 しかもまだそれを作る実験が続いていると聞いてこんなものはやっぱりすぐに地球上からなくさなければと思った。

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