高柳先生(いつでも元気・医者の眼連載中)を招き
いつでも元気読者会

「いつでも元気」の記事を中心にして、楽しく懇談しながら、「いつでも元気」の良さ、おもしろさを確認している「いつでも元気」読者会。11月8日には、『医者の眼』を連載している高柳新先生(全日本民医連名誉会長・元大田病院院長)を囲んで読者会を行いました。
当日は、これまでで最高の17名の方が参加。ところが、高柳先生が急なご事情で遅れて到着。そこで、到着までの時間を11月号の『医者の眼』を読み合わせし、感想を出し合うことにしました。11月号は、高柳先生の小学校時代の回想の文章です。「薪ストーブで弁当を温めるなんてなつかしいね」、「先生が子守りしながら授業なんて今では考えられないね」「生徒が赤ん坊を負ぶって登校するってのはあったわよ」、「先生のお母さんは、学校へ行きたくなければ行かなくていいと言ってくれたのはいいわね。今はとてもそうは言えないわね。それだけ今の学校の状況が複雑なのね」「昔もいじめはあったけど、今のいじめは周りで見ている子どもたちが笑っている」、「2歳の時に東京大空襲で親を亡くし、区役所の戸籍も燃えてなくなり、生きている証明がなくなった。とても複雑な気持ち。その頃、軍艦マーチを聴いているせいか、今でもパチンコ店から聞こえてくると冷や汗をかいてしまう」などなど話は次から次へと多方面に広がりつつ、お待ちかねの高柳先生が到着。先生は、『医者の眼』の執筆を始めるいきさつなどから話し始め、「こういうエッセイ的な文章は書き慣れてない。『○○年度方針』『○○の展望』なんていう文章ばっかり書いてたもんですから。だから、ネタを考える時はとても苦労してます」とユーモアをまじえて語られ、「人間は病を受けた不幸とその病をきちんと治療できない経済的社会的不幸を克服していくことが大事」、今の政治についても「戦争を知らない世代が政治の舞台に踊りでている。危険だ。」と厳しく警告されました。
 多くの参加者からは「また、ぜひ、高柳先生に来てもらい、もっといろいろ話したい」と声が出ていました。

写真
いろいろな意見が出された読者会

 

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