【支部・班だより】多摩川の土手に車イスでものぼれます
鵜の木支部
大田区議会で陳情採択

「多摩川河川敷は災害時の広域避難場所に指定されています。ところが避難する公道(区道)の突き当たりの堤防が未整備になっており、階段はあってもスロープがないため車いす利用者が困難な場所が数多く見受けられます。スロープ付き歩道を作ってください。」こんな主旨の陳情を大田区定例区議会に提出しました。

私の妻は脳梗塞を患って歩行困難なため、車いすなしでは開放感のある桜のある土手に上がることが出来ません。いつも通っている土手に上がるコースは「特養たまがわ」の前を通ります。これが災害時だったらどうでしょうか?車いすは上げられない「特養たまがわ(二百四十人入所)」もある、入り口で大混雑することも予想されます。私は城南保健生協の理事をしてる関係で車いす生活の方と接する機会が数多くあります。堤防に上がるスロープ設置は地域住民の要求として生協の総代でもある渋谷要議員とも相談し紹介議員になって頂き提出したものです。三月十五日に自宅に大田区議会より都市整備委員会の審査を経て審査の結果『採択と決定』との解答書が届き、陳情は採択されました。私の妻はこの結果を知らずに他界しました。

まちなみチェックをやっていると今まで見えなかったものが見えてきます。住民が主人公になり住み良いまちづくりの第一歩だと思います。

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