地域で高齢者のたまり場づくり生きがいづくりを

「城南の保健」新年号の座談会は城南保健生協が地域や行政といっしょになって地域で高齢者のたまり場づくり、生きがいづくりの実践が大きなテーマになりました。組合員や行政で高齢者福祉の窓口になっている方にコメントを寄せていただきましたので紹介します。


生協の支部単位で高齢者のたまり場づくりを

品川区荏原の南波さん

私は荏原に住んでいますが、この地域にも年寄りが気軽に集まれる場所があったらなあと思いました。まわりにも一人暮らしの人や、若者と一緒に生活していても普段口をきくこともない人もいて、寂しい思いをしている高齢者はたくさんいると思います。小さな台所があって、みんなが少しずつ材料を持ち寄って、仕事も分担しあって、楽しい一時が過ごせると思います。公共の施設もいいけれど、場所がとれなかったり時間に制約があったりで使いづらいので生協の支部単位で高齢者のたまり場づくりを実現して欲しいとおもいます。旗振りはできないけれど自分のできることは協力していきたいと思っています。


高齢者が気軽に参加できる場を

大田北地域行政センター 白石係長

地域のなかに、お弁当の配食や移送やフリーのたまり場などさまざまな活動が沸き起こりつつあることを、らためて知ることができました。自分たちの町を住みやすい空間につくり上げていくというのは楽しいことですね。大田北地域行政センターの高齢者支援担当でも、外出の機会の少ない高齢者が、気軽に参加できる場が、地域のなかにいくつもあればいいなと考えて、地域のみなさまのお力も借りて一歩を踏み出しているところです。現在2つのグループが育ちつつありますが、15年度はこのような活動のサポーター養成もしたいと夢をふくらませています。


大田病院付属
大森中診療所 所長 澤浦美奈子

現在うのき診療所と京浜診療所では、重度の障害をもっている高齢者の為のデイケアを行っています。入浴も出来てリハビリスタッフもおり評判が良く希望者が増えています。

しかし障害の程度は様々であり重度の方のプログラムに合わせると軽度の人たちにとっては物足りないプログラムになってしまうきらいがあります。やはり「ゆたかの家」のような地域のなかのたまり場づくりはどうしても必要になってきます。又、グループホームを生協が主体になって大田・品川地域に4カ所作って頂けないかと切に希望します。そのためにはしっかりした運営主体づくりとボランティアの組織が必要かと思われます。組合員が役割を持って施設づくりに加われば自らの健康づくり、生きがいづくりに役立つと思います。今回の座談会の記事はいろいろ考えさせられて大変参考になりました。

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