大森西げんき村構想
 
 旧大森第六小学校施設活用協議会で城南保健生協として、活用提案を提出しました。
協議会の提言といっしょに参考資料として大田区に提出されました。
皆さんのご意見もお聞かせ下さい。

はじめに
 子ども・高齢者・障害者が安心して暮らせるまちは、全住民が安心して暮らせるまちです。少子高齢化社会は2030年がピークと言われています。私たちは大田区の大森地域で長年、保健・医療・福祉の仕事に携わってきた経験をふまえて、施設全体の運営のあり方と高齢者を対象とした施設利用のあり方について提案を致します。

大森西げんき村(仮称)運営にあたっての基本理念
(1) 区民が運営の主人公となり、自治管理能力を発揮する場。
(2) 既存の区民サービス低下につながらないように、公的サービスの代替機能ではなく、補完機能としての役割を果たす場。
(3) 区民要求に根ざした、安心して暮らせるまちづくりを推進する区民活動の拠点。
(4) サービスを提供する事業者、区民活動団体は非営利を原則とし収益はげんき村(仮称)に還元される。
(5) 各事業者、区民活動団体は経営の公開を原則とする

管理・運営
 運営委員会を設置して日常的な管理・運営を行っていくこととし、区民の共有財産としての施設を有益に利用するためにも、施設の修繕等、施設面の維持管理は区が責任を持って行います。
常駐者は区の職員とし、各団体、町内会の代表等で運営委員会を構成します。
運営委員会には以下の機能を持たせます。
総務:各活動団体の連絡調整、行政との連絡調整、日常活動における諸実務作業。苦情処理。
会計:予算編成、財務処理。
広報:大森西げんき村(仮称)の企画や取り組みを地域住民に知らせる。情報の発信や地域の公的施設等との渉外活動。
人づくり:区民活動全体の継続性を持たせるため、子ども・高齢者・障害者を地域で支えるマンパワーの確保と教育。

利用委員会
 公平性・公共性を保つための機能として利用委員会を設置し、区民からの要望や苦情等の相談窓口となります。運営委員会に対するチェック機能の役割も果たします。

高齢者の森
高齢者は大きく3つの世代に分類できます。
第1期高齢者:地域社会で技能や得意事を生かして、社会に貢献する。そのことが自らの生きがいや地域での居場所づくりになる世代。
第2期高齢者:日常生活は自立しているが、活発な日常生活が求められる世代。要介護状態になるのを予防することが求められる世代。
第3期高齢者:要介護状態でQOLを維持する世代。
 大森西げんき村(仮称)では第1期、第2期の高齢者を対象とした、以下の活動を行います。
井戸端会議のひろば:多目的スペースとし、談話・喫茶・軽食・パソコン・各種ゲームなどが出来る場。情報の収集や仲間づくりの場。
助け合い活動のひろば:地域の高齢者に対して介護保険では認められていないサービス(窓ふき・大掃除・換気扇の掃除・簡単な大工仕事等)の提供。コーディネート。人材の発掘。要求の掘り起こし。
健康増進のひろば:在宅介護支援センター・医療機関との連携で健康体操・健康チェック・医療・福祉・介護に関する相談会。在宅介護を担う人の健康チェック・介護者同士の仲間づくりやくつろぎの場。
なんでもひろば:週1回のお食事会、絵手紙教室、会議・研修・講習の目的で区民に貸し出すスペース。

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