四〇年ぶりの参加で大きな感動と
パワーをもらった原水禁世界大会in広島

城南保健生協理事  村松茂

 私は一九六三年の第十回大会に参加したことがあります。今回四十年ぶりの世界大会に保健生協の組合員さんや地域の皆さんのカンパで広島大会に参加する ことができました。
 第一目の開会総会は七〇〇〇人の参加者でした。海外の代表者でエジプト政府外務次官のムバラクさんは原爆資料館で原爆投下三ヶ月前と被爆後の写真を見て強い衝撃を受けたそうです。 そして日本が核兵器を開発したり保有する国になってほしくないと、小泉政権の非核三原則見直し発言に危機感を訴えていま した。
 続いて八〇〇〇km十万人以上が参加した国民大行進の「通し行進者」が演壇にあがり体験談が話されました。若者が多く参加しており今後の原水禁運動も着実に若い世代に受け継がれていることに感動しました。
 最終日、秋葉広島市長の「平和宣言」に胸をうたれました。被爆者が訴えてきた「憎しみと暴力、報復の連鎖を断ち切る和解の道」を呼びかけブッシュ大統領に広島、長崎を訪れ核兵器が人類に何をもたらすのかを自らの目で確認することを求めました。
 東京に戻ってからうのき診療所の二階で世界大会の報告会と納涼会を行い、患者さんや組合員さん三〇名が集まりました。 大会参加者の報告のあと、地域の方の戦争体験談を語り合いました。満州で飢えと寒さの日々のなかで、母子が次々と自害したこと、軍隊生活で受けた体罰のことなどが語られました。
 参加した年輩の女性の方から女性の戦争体験も話させて欲しいとの要望があり来年の報告集会には是非やりたいと思います。

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