本年十月から導入される
医療保険制度の変更について

 先の国会で医療改悪法案が強行採決されました。世論と運動の力で全国で三千万筆の署名が集められ、多くの団体が反対を表明しました。十月からの窓口負担の増加により病気を我慢して受診を控えざるを得なくなり、このことにより多くの場合状態は悪くなります。今回の制度は今年十月から開始となりますが組合員のみなさんと共に引き続き運動を繰り広げる必要があります。

 十月からの高齢者の自己負担は一般的には一割負担となりますが年間収入が夫婦二人世帯で六三七万円、単身の場合四五〇万円を超えると二割負担となります。行政からは十月一日に間に合うように受給者証が配布されますが、基準は毎年七月一日現在の世帯状況と前年所得に基づ いた判断となり、病院・診療所の窓口では「被保険者証」とともに負担割合が明記されている「高齢者受給者証」の提示が必要となります。(提示がない場合はいったん二割の支払いとなり後日還付請求)

 低所得者(住民税非課税)の方には減額措置がありますが、認定に関しては本人の申請が必要ともいわれています。 また、限度額も設定されていますが償還払いとなるため、いったんは病院の窓口で支払わなければいけません。(二〜三ヶ月後に払い戻し)他にも細かな変更点がいくつかあります。詳細につきましては、病院・診療所の窓口か電話でお問い合わせ下さい。

大田病院事務長 土井周次

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