今回の尾瀬ハイキングは福島県・檜枝岐の沼山峠から尾瀬沼、尾瀬ヶ原を経由して(健脚組は燧ケ岳へ)群馬県・鳩待峠にいたる長いコースで体力のある人は三条の滝も見てこようという欲張ったコースでした。さらに金曜日の深夜に東京をマイクロバスで出発し、早朝から歩き始めるという若者向きのきびしい日程でもありました。
参加者は24名(男10名、女14名)で最高齢は74歳、最年少が25歳の参加で、初めて尾瀬に行くというかたも結構いらっしゃいました。梅雨のさなかで台風が近づいているという最悪の時期でしたが、日頃の行いのよいかたばかり?で好天にも恵まれて素晴らしいハイキングになりました。
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うそみたいないい天気!!
(出発前に温泉小屋前で)
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燧ヶ岳の下りでは怖い思いをしたり、白砂乗越や鳩待峠の登りでは保健生協らしくみんなで助け合って、全員が最後まで自分の足で歩き通すことができました。念願の三条の滝を見ることができたり、初めて高山植物をみてそのすばらしさに図鑑を買い込んだり、一生懸命花の名前を覚えたり、きびしい登り降りに「こんなんだったら参加しなかった」と思ったり、「今度は山登りに挑戦」など、帰りのバスの中でさまざまな感想が聞けました。参加者全員から「とってもよかった」「また来年も企画してほしい」との声が寄せられました。日頃から歩いたり、体調を整えてまたみんなで参加しましょうと誓い合いました。
◆尾瀬参加者の感想◆
- 内田重明さん・菜穂子さん
この度は城南保健生協の尾瀬ハイキングに夫婦で参加しました。私は、73才、妻が69才。私は前から尾瀬に行ってみたいと思っていました。これが実現しました。私は前から左膝が悪く水が溜まると水を抜いていました。ハイキングに行く一ヶ月前にも水を抜きました。先生に尾瀬のハイキングを話しましたら痛み止めとシップを忘れず持って行くように言われました。
温泉小屋に行く途中は石がごろごろしていて、体調を崩してしまいました。その時にリーダーの橘内さんがとっさに私の体調を見抜いて、私のリュックをかついでくれました。山男の友情とか申しますが、私の心がジーンとする思いでした。翌日は妻が体調を崩したので、リーダの井上さんが荷物を分散してくれ、空身で歩きました。夫婦で皆さんに大変お世話になりました。今回のハイキングも皆さんの協力で無事に帰って来ることが出来ました。良い想い出が出来ました。今後ともよろしく。又の機会を?
- 三笠恭子さん
思い切って参加して良かったと思う。いろいろな高山植物を観たりアップダウンの激しい峠越えをしたり、木道を歩いたりと飽きのこない「時」を持てたことは良い想い出となるだろう。幹事の方、本当に有り難う。
- 橘内信一さん
7年ぶりの尾瀬の旅、当時は早朝3時に大清水を出発、鳩待峠に13時30分着今考えると周りをあまり見ていなかったような強行軍でした。今回はのんびりと見学しました。でもあちこちが痛い。年のせいですね。本当に楽しい旅行でした。
清水奈美江
初めての登山で、ぬかるみに足をとられて、泥だらけになったり雪渓のきつい登りですべったりときつい思いをしましたが、燧ヶ岳の頂上からの景色はそれまでの苦労を忘れさせてくれました。今度はもっと体力をつけて、参加します。
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