城南保健生活協同組合


城南保健生活協同組合

第31回 通常総代会

2006年度活動方針(案)

第2号議案

情勢の特徴

 小泉政権による「構造改革」「規制緩和」がすすめられて5年、その悪影響と行き着く先が国民の前にくっきりとみえてきました。
  行き過ぎた規制緩和と民営化の結果、JR西日本で悲惨な鉄道事故がおこり、マンションの耐震強度偽装事件がおこりました。勝ち組をもてはやした結果、拝金主義がはびこりライブドアなどの事件をひきおこしました。タクシーや大型店など規制緩和の弊害が明らかになり、すでに見直しが始まっています。防衛施設庁などの官製談合や天下り、BSE問題など、次々に発覚しています。
  住んでいる地域による格差も拡大しています。小泉政権がすすめた「改革」がもたらす害悪が国民の前に明らかになりはじめました。
  一方で、住民運動の高まりにより明確な意思が示されています。米軍基地の移転拡大に反対する岩国住民投票の成功やPSE法反対での世論の高まりなどです。
07年参議院選挙・都知事選挙・いっせい地方選挙は私たちの意思を表明するチャンスです。

(1)憲法・平和をめぐる情勢
  イラク戦争にはじまるアメリカ・ブッシュ政権の戦争は世界をますます不安定にしています。地球規模での南北間格差が拡大し、災害や戦争に苦しむ人々が増大しています。
  小泉政権の総選挙勝利以来改憲の動きは急速に強まっています。改憲勢力の最大のねらいは、9条と憲法「改正」の要件にかかわる96条の「改正」です。9条「改正」のねらいは、自衛隊の存在を明文化することだけではなくて、日本軍がアメリカの指揮下で海外の軍事行動に参加することを合憲化するところにあります。
  今年は、憲法を「改正」するための法律である国民投票法案が上程されようとしています。いまこそ、地域で憲法と平和について語り合いましよう。

(2)くらしと経済をめぐる情勢
  小泉「構造改革」の具体的な施策は、医療・介護・年金など社会保障の削減と税金や保険料の負担増です。2006年度予算案に盛り込まれた国民負担増は、定率滅税の廃止や高齢者の医療費負担増などで2兆7千億円になります。これほどの負担増をおしつけ、他方では大企業や金持ちへの優遇税制を温存しています。さらに消費税率2ケタ増税が画策されています。

(3)医療・介護をとりまく情勢
  年金制度につづき介護保険制度、そして2006年は医療制度「改革」が狙われています。中身は徹底した国民負担増と受診・利用抑制です。そして医療も介護も病院や事業所が存続できないような徹底した競争原理の導入です。
  介護保険制度の改定で、市町村の権限が拡大し、地域密着型サービスなど小地域の介護が重視されるようになりました。市町村との連携の力量が問われるようになります。地域のとりくみ次第で介護の水準が良くも悪くもなります。
  私たちは患者・利用者の立場に立ち、無差別平等の医療・介護を守り、安心して住み続けられるまちづくりをすすめる立場から、今回の医療構造改革法案、診療報酬・介護報酬改定のひどい内容を明らかにし、要求で一致する諸団体と運動を広げていきます。ネットワークを広げ、仲間をふやし、健康をつくり、平和をつくる、頼りになる保健生協づくりをすすめましょう。

 

2006年度の重点課題
(1)青空健康相談会、多彩な班会を旺盛に開催し、地域まるごと健康づくり運動をすすめよう
(2)自治体健診・組合員健診の推進で「手遅れのがんを出さない」とりくみをすすめよう
(3)医療・介護の充実を求め、安心して住み続けられるまちづくりをすすめよう
(4)平和憲法を守り、憲法9条、25条をくらしに生かす運動をすすめよう
(5)保健生協の特徴を生かした事業で経営改善をすすめよう

 

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鎌倉ハイキング
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尾瀬ハイキング


健康をつくる 平和をつくる

頼りになる保健生協をつくろう!



2006年度の分野別重点課題

  保健教育活動

(1)組合員健診を推進します。昨年創設した「組合員健診」の普及につとめます。生協組合員による健診受診活動の実践(自治体健診・組合員健診)で組合員、家族から手遅れのがんを出さない取り組みを今年の最重点課題として取り組みます。大田病院・ゆたか病院をはじめとした協力医療機関との連携ですすめ、特に大腸ガン検診は05年実績を倍加する取り組みを目指します
(2)青空健康相談会をきっかけに治療につながる場合が増えています。協力医療機関との連携により健康相談や新たな定例開催地を拡大します。骨密度測定の実施拡大や新たな健診項目の検討なども行います。
(3)保健教室・健康運動サポーター養成講座などの開催により、いっそう「健康づくり」運動の担い手を増やします。班会開催、健康チェックの拡大とともに、介護保険の改定にともなう地域密着サービス、介護予防などにも取り組みます。
(4)スポーツ・イベントの実施(ジョギング大会・ウォークラリー・ハイキングなど)と日常的な健康増進活動、8つの生活習慣改善運動を推進します。
(5)寝たきり防止、転倒予防など、高齢者の筋力アップの重要性からダンス、太極拳、ヨガなどの教室事業の拡大をめざします。
(6)子育て支援などで母親、主婦層の参加をめざします。

  介護福祉活動

(1)4月からの介護保険改定により、介護保険料の大幅引き上げや軽度要介護者の利用制限強化、介護報酬引き下げが実施されました。昨年10月からの施設利用にかかわる居住費・食費の負担増とともに、ますます介護を受けにくい状況が作り出されています。介護保険制度改善や負担軽減の取り組みをすすめます。
(2)「医療生協の介護」を指針にして、組合員と職員が協同して介護の事業と運動をすすめます。
(3)介護保険制度の改定にあわせて地域密着サービスや介護予防事業、小規模多機能施設などの展開も具体化します。2ヶ所目のグループホームの開設準備にも取り組みます。
(4)介護労働者の労働条件確保、向上のために、実態に見合った介護報酬の引き上げを求めていきます。
(5)助け合い活動のボランティアの組織化をすすめます。
(6)労働組合、民主団体、業者団体、女性団体、購買生協などと多面的な取り組みを通じ、日常的に連携をすすめます。

  保健生協を強く大きくする活動

(1)組織拡大は引き続き「月間型」でなく、支部、班を基礎に年間を通じて、青空健康相談会や行事の結びつきから仲間ふやしをすすめます。各支部、事業所ごとの目標は総代会までに提起します。
(2)班会開催目標や「いつでも元気」拡大なども支部と協議しながら提起します。特に、今年は介護事業の拡大をめざして増資運動に取り組みます。

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健康まつり
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健康まつり
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春のバスハイク

 

  平和とくらしを守る活動

(1)憲法9条・25条など憲法擁護、核兵器廃絶を中心に平和を守る活動をすすめます。
(2)介護保険や医療制度の学習を重視し、福祉と健康を守る運動をすすめます。
(3)健康やくらしに関わる自治体の政策動向を把握し、提言活動をすすめます。
(4)イラク占領支配即時中止、自衛隊の即時撤退、社会保障の拡充での草の根からの運動づくりに理事会を先頭に取り組みます。
(5)大田・品川地域の各種団体、購買生協などと多面的な取り組みを通じ、日常的に連携をすすめます。

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健康まつり

 

  経営活動と中期計画の策定

  利用しづらい介護保険制度改定や事業所に大打撃となる介護報酬の引き下げ、薬価の大幅引き下げの中で、介護予防事業の拡大などで収益を確保し、費用削減により経営改善をはかります。05年度から検討を開始した「中期計画」策定は06年度も引き続きの課題とします。

 

2006年度◆主な行事予定
春のバスハイク 4月9日(日)
総代会 5月27日(土)
尾瀬ハイキング 7月15〜16日(土・日)
映画「アンゼラスの鐘」 7月20日(木)
ドルフィン水泳合宿 7月23〜25日(日〜火)
健康まつり 10月22日(日)
秋のバスハイク 11月12日(日)
ダンスパーティ 11月開催予定
健康ウォークラリー 年2回開催をめざします
新春ハイキング 2007年1月7日(日)
虹のバレンタイン行動 2月14日(水)
ジョギング大会
3月第一日曜日が定例です
3月4日(日)

 

城南保健生活協同組合

第31回 通常総代会
●2006年 5月27日(土) 午後1時〜午後5時
●ところ:大田区 アプリコ 地下展示室

地図




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