◆アメリカなどのすすめたイラク戦争は、大量破壊兵器の存在が否定され、大義のない無法な戦争であることが明らかになったにもかかわらず、アメリカは、イラク国民の占領抵抗運動に対し、ファルージャでの市民の無差別虐殺をおこなうなど、さらに泥沼の戦争政策をつづけています。アメリカでは、侵略戦争をすすめるブッシュ大統領が再選されましたが、国際的には、イラクに派兵した37ヵ国のうち、すでに13ヵ国が撤退し、派遣継続に固執しているのは日本など18ヵ国と減少しています。
小泉内閣は、2004年12月、自衛隊のイラク派遣を延長しました。これは日本国憲法にそむき、国民と世界の世論に逆行し、日本を抜き差しならない泥沼に引きずり込む暴挙です。
◆第162通常国会が1月21日に開会し、国民に新たな負担と犠牲を強いる2005年度予算審議をはじめ、社会保障関連では介護保険、障害者福祉などが重大な焦点となっています。介護保険「見直し」については、国民の反対の声に押され、当初狙っていた改悪メニューからかなり後退していますが、要支援・要介護1のサービス利用制限、ホテルコスト問題と、重大な「見直し」が法案に盛り込まれています。障害者福祉施策についても応益負担制度導入を柱に大きく制度全体を変質させようとしています。
◆こうした社会保障切り捨ての一方で、政府は「社会保障の財源」をも理由に使った定率減税の縮小・廃止、消費税の大幅引き上げを狙っています。同時に、憲法9条「見直し」を柱とする憲法改悪に向けて国会法「改正」と国民投票法を視野に入れ、「戦争する国」へと突き進もうとしています。
戦争する国ではなく、平和を守り抜く国、大企業優先ではなく、国民生活最優先の国を求める国民の圧倒的な声を結集する大きな運動が求められています。
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①組合員健診の創設でみずからの健康づくり運動を発展させよう
②介護保険「見直し」へのたたかいと対応をすすめ、安心して住み続けられるまちづくりを推進します。
③平和憲法を守り、憲法9条、25条をくらしに生かすために大学習運動をすすめ、介護・医療制度の充実を求める運動をすすめます。
④今後の事業展開、健康づくり・まちづくりを見すえた中期計画を作成します。
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- 生協組合員による健診受診活動の実践(自治体健診・人間ドック・がん検診)で組合員、家族から手遅れのがんを出さない取り組みを今年も最重点課題として取り組みます。
大田病院をはじめとした協力医療機関との連携ですすめ、特に大腸ガン検診は04年実績を倍加する取り組みを目指します。
- 今年も保健教室を4月から開講します。また、保健委員の育成とあわせた班会開催、健康チェックの拡大につとめます。
- 自治体健診の有料化に反対し、「健康日本21」の具体化では自治体への要望と働きかけをすすめます。
- 青空健康相談会の開催は新しい定例開催場所やあらたなイベントへの参加の追求もしていきながら拡大を図ります。骨密度測定の実施拡大。
- スポーツ・イベントの実施(ジョギング大会・ウォークラリー・ハイキングなど)と日常的な健康増進活動、7つの生活習慣改善運動を推進します。
- 健康運動サポーター養成講座の第2回目を開講するとともに、寝たきり防止、転倒予防など、高齢者の筋力アップの重要性からダンス、太極拳、ヨガなどの教室事業の拡大をめざします。
- 健康づくりの運動をさらに定着させ、まちづくりのネットワークを広めます。
- 子育て支援などで母親、主婦層の参加をめざします。
- 介護保険「見直し」における軽度要介護者の利用制限は介護不安を拡大し、介護をめぐる国民負担増と給付減のレールを引くものであり、撤回を求めていきます。
- 介護保険3施設の居住費・食事の自己負担化は今年10月からの実施が計画されていますが、これ以上の負担増は現在の入居者を放り出し、さらなる待機者増をもたらすものであり反対します。
- 介護労働者の労働条件確保、向上のために、実態に見合った介護報酬の引き上げを求めていきます。
- 組合員の願いに応え、二つめのグループホーム開設や小規模多機能などの新たな介護事業展開をすすめます。
- 助け合い活動を品川・大田全域に広げ事業拡大を図るとともに、ボランティアの組織化をすすめます。
- 組織拡大は支部、班を基礎に年間を通じて、青空健康相談会や行事の結びつきから仲間ふやしをすすめます。なお、10月からの拡大強化月間は推進体制を確立してすすめます。各支部、事業所ごとの目標は総代会までに提起します。
- 班会開催目標や増資目標、「いつでも元気」拡大なども支部と協議しながら提起します。
- 被爆60年、憲法擁護を中心に平和を守る活動をすすめます。
- 介護保険や医療制度の学習を重視し、福祉と健康を守る運動を地域社保協とともにすすめます。
- 健康やくらしに関わる自治体の政策動向を把握し、提言活動をすすめます。
- イラク占領支配即時中止、自衛隊の即時撤退、憲法改悪反対、社会保障の拡充での草の根からの運動づくりに理事会を先頭に取り組みます。
- 民主団体、業者団体、女性団体、購買生協などと多面的な取り組みを通じ、日常的に連携をすすめます。
- 2006年〜2010年を見すえた城南保健生協の中期計画を策定し、今後の事業展開、事業活動の重点や他法人との連携、西南ブロックでの役割などを明確にしていきます。
- 理事会内に中期計画委員会を確立します。
城南保健生活協同組合 |
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第30回 通常総代会
●2005年 5月28日(土) 午後1時〜午後5時
●ところ:大田区 入新井特別出張所 大会議室 |
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